2013年6月27日木曜日

【歴史学者が橋下氏批判】「慰安婦制度は特異」軍施設として組織的に設置 他国になし

旧日本軍の従軍慰安婦をめぐる日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の発言に絡み、慰安婦問題に詳しい中央大の 吉見義明教授(日本史)が4日、大阪市役所で記者会見した。
橋下氏が「他国も同じようなことをしていた」と繰り返し主張したことに対し「軍の施設として組織的に慰安所を作った国はほかにない。日本の慰安婦制度は特異だった」と否定した。
 吉見氏は「慰安婦は居住、外出の自由、拒否する自由がない性奴隷だ」と指摘。
慰安所を軍の施設として設置し、内務省や総督府も深く関与していた。橋下氏には国が慰安所を組織的に作ったという認識がない」と批判した。
 橋下氏は「国が暴行、脅迫、拉致をして女性を連れてきた事実はない」とも主張している。
吉見氏は「業者が詐欺や甘言、人身売買で女性を連行したのを軍が認識した場合、女性を解放するべきだが、そうしなかった。官憲に連れて行かれたという証言もある」と述べ、旧日本軍の責任は免れないとの見方を示した。
 5月27日に橋下氏が日本外国特派員協会で記者会見した際、同席した日本維新の 桜内文城衆院議員が吉見氏の主張を「 捏造 (ねつぞう) 」と表現したことを「私の名誉を著しく傷つける発言だ」と非難した。
 吉見氏はまた、慰安婦に関する認識をただす約30項目の公開質問状を橋下氏宛てに提出し、1カ月以内の回答を求めた。

(共同通信)
2013/06/05 15:00
 

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